月収85万円という水準について
月収85万円は年収1020万円(賞与なし)で、手取り率は72.6%まで下がります。所得税率は20%の区分です。標準報酬月額は上限の650,000円(第35等級以上)に達しているので、厚生年金保険料は月59,475円で固定です。
年収850万円を超えると給与所得控除が195万円で頭打ちになるため、この先は月収が増えた分がほぼそのまま課税対象になります。一方で厚生年金保険料は標準報酬月額65万円で上限に達し、それ以上は増えません。月収が上がるほど「保険料は増えず税金だけ増える」形になり、手取り率の下がり方は税率の階段で決まります。
月収85万円の「月の手取り」の数え方
このページの月収85万円は、基本給と固定手当を合わせた額面の月給で、通勤手当(非課税)と賞与は含めていません。 月の手取り617,043円は、年収1020万円として計算した年間の手取り7,404,516円を12で割った平均値です。 実際の給与明細では、所得税871,000円分は「源泉徴収税額表(月額表・甲欄)」で毎月概算徴収され、住民税657,800円は前年の所得をもとに6月から翌年5月まで12回(月約54,817円)に分けて引かれます。 そのため入社1年目は住民税の天引きがなく、2年目の6月以降に月々の振込額が約54,817円減ります。年末調整と翌年の住民税を通して、最終的にはここで計算した年間の7,404,516円に収れんします。
賞与が年2か月分あれば年収は1190万円になり、月給分の手取りはほぼ同じままで賞与の手取り約981,570円が上乗せされます。月給と賞与を分けて入力するなら手取り計算シミュレーター(月給から)、年収ベースで同じ水準を見るなら年収1,000万円の手取りのページへ。
月収85万円で知っておきたい数字
同じ月収帯の一般論ではなく、月収85万円のときにだけ当てはまる数字を、上の計算から書き出したものです。
- 手取り率72.6%は、当サイトが計算した21段階の月収帯の中で18番目に高い水準です。
- 月収が85万円→90万円に上がると、月の手取りは32,805円増えます(増えた額面50,000円のうち手元に残るのは66%)。
- 月々の社会保険料は105,557円(健康保険40,878円・厚生年金59,475円・雇用保険4,250円・子ども・子育て支援金954円)。標準報酬月額830,000円(第40等級)に労使折半後の料率をかけた本人負担分です。
- 標準報酬月額は厚生年金の上限(65万円)に達しているため、月収がこれ以上増えても厚生年金保険料は月59,475円のまま増えません(健康保険料の等級は139万円まで上がります)。
- 税金は年間で所得税871,000円・住民税657,800円。月に均すと所得税約72,583円・住民税約54,817円です。給与明細では所得税871,000円分が源泉徴収税額表で毎月概算徴収され、住民税657,800円は前年の所得をもとに翌年6月から翌々年5月まで12回で引かれるため、月ごとの額はこの平均とずれます。
- 所得税の課税所得は6,403,316円で税率20%の区分。次の23%に入るまで546,684円の余裕があり、越えても23%がかかるのは超えた部分だけなので手取りが減ることはありません。
- 同じ月収85万円でも、賞与が年2回・計2か月分あれば年収1190万円(手取り約839万円)、4か月分なら年収1360万円(手取り約934万円)です。賞与は等級表を使わず額に直接料率をかけるため、2か月分の場合に増える手取り981,570円のほぼ全部が賞与の手取りで、月給分の手取りは月599,006円前後のまま変わりません。
- 40〜64歳は介護保険料(1.62%・折半)が加わるため、同じ月収でも45歳の月の手取りは612,378円と、30歳より月4,665円少なくなります。
- 手取り月額617,043円に対して、家賃の目安(手取りの25〜30%)は154,261〜185,113円。住宅ローンなら返済負担率25%で月212,500円が上限の目安で、金利1%・35年なら借入額約7,520万円に相当します(住宅ローン計算)。
- 月160時間(8時間×20日)働くとして、月収85万円の時給は額面5,312円・手取り3,857円です。月20時間の残業をすると割増25%で約132,812円の残業代が付きますが、その分は等級判定と税額にも反映されます(残業代計算・時給換算ツール)。
- 「手取りで月85万円」を実現するには、額面の月給が約124.7万円必要です(賞与なし・独身・30歳・千円単位で切り上げ。手取りから年収を逆算)。
- 年収1020万円(賞与なし)として計算したふるさと納税の上限は独身で189,000円。iDeCoに会社員の上限(月23,000円)で拠出すると、所得税率20%+住民税10%で年約83,959円の節税になります(iDeCo節税シミュレーター)。
- 病気やけがで働けなくなったときの傷病手当金は標準報酬月額830,000円÷30×2/3で1日あたり約18,444円(月約553,333円)。月収85万円の手取り617,043円と比べると月63,710円少ない計算です。
月収85万円で毎月いくら貯めるか
月の手取り約617,043円のうち、先取り貯蓄の目安としてよく挙げられる「手取りの1〜2割」なら月62,000〜123,000円、1年で744,000〜1,476,000円です。 同じ額を10年続けると、元本だけで744〜1,476万円になります(運用益を含めた試算は積立・複利シミュレーター)。 家賃や保険料などの固定費を先に決め、貯蓄分は給料日に別口座へ自動で移す設定にしておくと続けやすくなります。
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よくある質問
月収85万円の手取りはいくらですか?
独身・30歳・東京都・賞与なしの場合、月の手取りは約617,043円です。額面850,000円から社会保険料105,557円・所得税約72,583円・住民税約54,817円(いずれも月あたり)が引かれます。年収に直すと1020万円で、年間の手取りは7,404,516円です。
月収85万円で賞与が2か月分あると、年収と手取りはいくらですか?
賞与が年2回・計2か月分(1回850,000円)なら年収は1190万円、年間の手取りは約839万円です(社会保険料1,516,414円・所得税1,194,700円・住民税802,800円)。賞与4か月分なら年収1360万円・手取り約934万円になります。
月収85万円の家賃の目安はいくらですか?
手取り617,043円の25〜30%にあたる154,261〜185,113円が目安です。額面月収の3分の1(283,333円)を基準にすると手取りに対して46%になり、貯蓄や保険料の余地が小さくなります。
月収85万円で配偶者を扶養すると手取りはどう変わりますか?
40歳・配偶者を扶養する場合の月の手取りは約621,595円で、独身(40歳)より月9,217円増えます(配偶者控除38万円分の所得税・住民税が軽くなるため)。さらに高校生の子ども1人を扶養すると約630,812円になります。
月収85万円の住民税は月いくらですか?
年間657,800円(所得割652,800円+均等割5,000円)で、月に均すと約54,817円です。この657,800円は前年の所得に対して翌年6月から翌々年5月の12回で給与から引かれるため、入社1年目は天引きがなく、2年目の6月から月々の振込額が約54,817円減ります。